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「鏡開き」

昔の鏡は丸い形をした銅鏡でした。
鏡は天照大神から授かった三種の神器の一つであり、その鏡を餅で模して、年神様の依り代として祭ったものを鏡餅と呼ぶようになりました。
鏡開きとは、お正月に神様に供えていた鏡餅を下げ、それを食べる風習ですが、神様に供えた食べ物には力が備わると考えられ、 神様に感謝しながら食べることによって、無病息災を祈願しています。

また、鏡餅には、年神様の御魂が宿るとされており、その年の魂となる年魂を表す餅玉を、家長が家族に「御年玉(御年魂)」として分け与えました。これがお年玉のルーツで、玉には魂という意味が含まれています。
鏡開きには、お正月に一区切りつけ、 今年の仕事始めをするという意味があり、 元々は武家から始まった行事です。
武士は武具を収めた箱を開き、商人は蔵を開き、農民は、畑を打ち開いて、1年の仕事始めとしていたそうです。
鏡餅を包丁で切るということは、切腹を連想させるので、 マナーに反すると考えられ、一般的に木槌で開くことが縁起が良いとされています。



コメント1件

  •   フルウィッグ | 2014.05.07 18:32


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